ESArchiverについて
ESArchiver(以下、ESA)は、学びの活動を観察•記録し、それをドキュメンテーションを作成することで振り返り、学びの意味を捉え、次の実践活動のデザインをすることを支援するアプリである。
特にESAは、EasySnap(iPhoneアプリ:App Storeで配信中)との組み合わせによってより効果的に利用することができる。尚、他の装置による記録データについてもESAへの読み込みは可能である。
1 [EasySnapの機能](iPhoneアプリ:App Storeで配信中)
EasySnap(以下、ES)は、録画•静止画•録音が可能であり、それぞれの記録データへのテキストメモやキーワード入力が可能である。
記録したデータはカレンダー上で管理し、ESAに転送して管理される。
2 [ESArchiverの機能]
○データベースウインドウ/キーワードウインドウ
ESAは、ESによる記録データをもとに、Mac上でドキュメンテーションの作成及び保存・管理するためのソフトウェアである。
記録データはカレンダー上で保存されていく。
ESで記録されたデータはAirDropもしくはWi-Fi経由で転送される。
記録データは「データベースウインドウ」上に「データカード」として表示される。
データカードにはESで入力されたテキストやキーワードが表示されており、テキスト及びキーワードの追加入力が可能である。
キーワードは「キーワードウインドウ」内にあるキーワードを選択することによって入力される。
キーワードは「学びへの理念」「名前・クラス」「イベント」「環境」等あらかじめ入力設定しておくことができるj。
データカード上の画像は、クリックによって静止画•動画•音声が再生される。
データベースウインドウ内のテキストについては検索機能が可能で、過去の記録データから該当するデータカードを表示することができる。
検索データによる振り返りが可能で、データの意味を再解釈していける。
○アーカイブウインドウ/ドキュメント作成ウインドウ
「アーカイブウインドウ」には、作成したドキュメントデータがリストアップされる。
ウインドウ上の「新規ドキュメント」ボタンにより「ドキュメント作成ウインドウ」が表示され、ドキュメントを作成していく。
データベースウインドウから選択したいくつかのデータカード(画像•テキスト)は、ドラック&ドロップによってドキュメント作成ウインドウ上に表示され、レイアウトしていく。
追加されたテキストは、データベース上のデータカードにリンクされており追加される。
ドキュメント作成ウインドウ上にレイアウトされた画像は、クリックにより静止画or動画が再生される。作成したドキュメンテーションは、pdfやプリンターによる出力が可能である。
またアーカイブウインドウ上でも、キーワードによる検索が可能で、アーカイブ化されたドキュメントを取り出すことができる。
○プロジェクトウインドウ/マインドマップ作成ウインドウ/キーワードリンクウインドウ
「プロジェクトウインドウ」は、作成したマインドマップデータがリストアップされる。
ウインドウ上の「新規プロジェクト」ボタンにより「マインドマップ作成ウインドウ」が表示され、マインドマップを作成していく。
マインドマップ作成ウインドウ上ではカードを表示させ、そこにキーワードを入力し、いくつかのキーワードを連関させることによってマインドマップが作成されていく。
作成されたマインドマップは、作成プロセスを再生させることで振り返りが可能である。
またキーワードが表示されたカードをクリックすると「キーワードリンクウインドウ」が表示され、そのキーワードに関連する「データカード」「ドキュメントデータ」「テキスト」「WEBページ」をリンクさせることができる。
リンクされたデータカード、ドキュメントデータ、テキスト、WEBページは、必要に応じてクリックすることで表示させ確認することができる。
マインドマップはプロセス全体を俯瞰しつつ部分との関係を捉えていくことが可能である。
操作方法・不具合等については、下記までご連絡ください。
t.uemuralab#icloud.com(#を@に置き換えてください)
多摩美術大学 植村朋弘